室生会ブログ
2015.01.27 (火)|category:ニュース
平成27年1月27日から1月29日までの3日間、大阪安全衛生教育センターで実施された「第24回腰痛予防労働衛生教育インストラクター(福祉・医療分野等コース)研修」に参加してきました。
第24回となっていますが、「福祉・医療分野」を専門とした腰痛予防インストラクター養成研修は今回が初めての取り組みでした。20数年前に始まったこの研修プログラムは、よく腰痛予防が取り上げられていた製造業や運送業などで実施されていて、この腰痛予防の取り組みを重ねるごとに腰痛事故件数が減ってきました。しかし、私たちの福祉・医療分野においては年々腰痛事故件数が増加し、最近になってようやくこの業界での腰痛予防の重要性が取り上げられてきました。今回のこの研修もそんな状況の中で初めての取り組みとして行われた研修でした。
単純な腰痛予防の研修ではなく、施設全体で腰痛予防に取り組むための環境整備、考え方、実践方法など、教育する側の立場に立った研修となっており、非常に意義のある内容であったと思います。又、それと同時に今回、もう一つ感じたことは、今回の研修では福祉の現場、特に老人福祉施設からの参加が私一人だけで、まだまだ老人福祉施設での腰痛予防の取り組みの意識の低さを感じました。
当園では今年を「ノーリフティングポリシー元年」と位置づけ、「持ち上げない介護」への取り組みを行っています。今後もこの老人介護において「ご利用者が安心して介助が受けれる」と共に、「腰痛予防を含む介護職員の職場環境の改善・整備」を積極的に取り組んでいきたいと思います。
生活相談員 倉本哲也